崇左観光

崇左市は広西チワン族自治区の西南部に位置しています。2003年8月6日に市になったばかりです。扶綏県、大新県、天等県、寧明県、龍州県、江州区を管轄し、県級市の凭祥市を差配しています。四つの県と区はベトナムと隣接し、境界線の総延長は345キロにわたります。3つの一類港、4つの二類港、13の辺境通商貿易点を持っています。総面積は1.73万平方キロ、総人口248.80万人(2015年)、少数民族の人口は総人口の88.6%を占めています。

海に近い町であり、南寧市から110キロ、ベトナムの首都ハノイ市から250キロ離れています。湘桂鉄道、南寧ー友誼関高速道路は域内を通過し、ベトナムの鉄道とハイロードと繋がり、中国からアセアン諸国への最も便利な陸路となっています。

崇左市は北回帰線の南に位置し、亜熱帯湿潤モンスーン区に属します。気温は温和で雨量が豊富で、年間平均気温は23℃、年間平均降水量は1200ミリ以上、無霜期間は約340日あります。夏が長く冬が短くて農業は三毛作できます。樹木は四季に成長でき、「緑色宝庫」と称されます。

中国最大のサトウキビの栽培と砂糖の生産基地で、サトウキビの栽培面積は300万ムー、砂糖の年産量185万トンに達し、中国の「砂糖の都」と呼ばれています。苦丁茶の原産地であり、栽培面積は約5万ムーにわたり、「苦丁茶の里」と言われています。リュウガンの栽培面積は80万ムーに達し、中国のリュウガンの生産基地となっています。ほかに栽培面積はある程度の規模となった農林特産は松脂、八角、山黄皮、ユーカリ、サイザルアサ、タピオカなどがあります。主な鉱物はマンガン、鉄、ベントナイト、レアアース鉱山、鉛亜鉛鉱などが40種類あり、マンガンの埋蔵量は1.49億トン、中国第一位となり、「マンガンの都」と称されています。

域内には名勝旧跡が多く、景色が美しいです。有名なのはアジア一の滝と称される大新徳天滝、大新明仕田園風光、崇左弄官生態公園、崇左石林、凭祥友誼関、寧明花山壁画、崇左帰龍斜塔、大小連城、扶綏恐竜化石、紅八軍記念館などが挙げられます。