広元観光

広元はかつて利州と呼ばれ、2300年以上の歴史を持っている都市です。四川盆地の北部にある山地に位置し、四川省、陜西省、甘肅省の境界を接しています。また、中国の歴史上唯一の女性皇帝である武則天の出身地で、三国志や川陜革命と縁の深い場所してよく知られており、「女皇の故郷」「蜀北重鎮」「川北門戸」などと称されています。1985年に省轄市を設立し、利州、元埧、朝天の3つの区と蒼渓県、汪蒼県、剣閣県、青川県の4つの県を管轄しています。その総面積は16314平方キロメートル、総人口は約303万人、亜熱帯モンスーン気候に属し四季がはっきりしています。年間平均気温は16.1℃、1月が4.9℃、7月が26.1℃で、年間平均降水量は800~1000㎜です。

広元では約4000年前に奴隷社会を重んじた苴国が興り、その名残が昭化鎮の昭化古城に遺跡として残っています。その後、紀元前316年に秦の始皇帝の統一から、蜀道難との問題を解決するために古代ローマ大道と匹敵する絶壁の蜀道を作りました。その蜀道文化の精粋は広元に集中しており、天下雄関の剣門関や三百里古柏の翠雲廊、天険桟道の明月峡など有名な景勝地が数多く存在します。元の時代までは「利州」と呼ばれ、その後「広元」と改名されました。