オルドス(鄂尓多斯)市観光

「鄂尓多斯」はモンゴル語であり、「宮廷のガードマン」という意味です。鄂尓多斯市はモンゴル自治区の西南部に位置し、鄂尓多斯高原の中心地に出来ている町です。総面積7、8万平方キロメートルに及ぶ鄂尓多斯市は東部、西部そして北部にそれぞれ呼和浩特市と山西省、寧夏回族自治区と阿拉善盟、包頭市と巴彦淖尓市と繋がっています。鄂尓多斯市はその下に7旗1区を管轄しており、人口が約159万人いるといわれ、その中にモンゴル族が約17、7万人います。

鄂尓多斯市は歴史が長くて人類文明の発祥地の一つとされています。薩拉烏蘇文化、青銅器文化などの歴史が更に悠久たるものがあり、話題を呼んでいます。早くも7万年前、「河套人」と呼ばれる原始人はこの広大な域内で生息したり繁殖したりしていたと考えられます。1457年~1464年(明天順年間)、「鄂尓多斯」と呼ばれたモンゴル系の軍隊が初めて河套地区に駐屯したことから「鄂尓多斯」という名前が出ました。1648年(清の順治6年)「鄂尓多斯」の各地に分布した盟主たちが融合して「伊克昭盟」を成立して発足させました。2001年、「伊克昭盟」を撤廃して「鄂尓多斯市」に改名されることになりました。

鄂尓多斯市は鉱物などの資源が豊富であり、各種の鉱物だけでも50種以上を上回っています。特に石炭の埋蔵量が1676億トンがあると言われ、やく全国の6分の1を占めると思われます。天然ガスの埋蔵量が8000億余立方メートルにも達し、全国の3分の1に当たると計測されました。そして「世界を暖めよ」という鄂尓多斯市のブランドの服装が全世界にも広がることが出来ました。その中でカシミヤ製品が全国の3分の1を占めて世界の4分の1を占めるとして「中国のカシミヤの町」、「世界のカシミヤ産業の中心」としても脚光を浴びています。

鄂尓多斯市は伝統的文化や芸術などに輝かしいものが依然残っいます。ここはモンゴル族の伝統的礼儀作法が完璧に保存された場所であり、「鄂尓多斯式の結婚」、「チンギスハンの祭祀」などの風俗に独特な魅力があるとして国家級の「非物質文化遺産」に指定されました。

鄂尓多斯市は大陸的気候に属しており、冬と夏との気候の変化が激しいです。年平均気温がやく6度であり、降水量が350MMほどあります。降水が6、7、8月に集中します。風が年中強くて水の蒸発度が非常に高いです。      

鄂尓多斯市は観光地と言えば、枚挙に暇がないほどあります。わりに有名なのは、チンギスハン陵墓、烏審召廟、巴音陶勒蓋オボ(オボは祭壇のこと)、響砂湾、鄂尓多斯草原、世珍園旅遊区、恩格貝、鄂尓多斯珍希植物保護区、昭君博物院、郡王府、黄河峡谷、七星湖などが挙げることができます。

オルドス(鄂尓多斯)市観光スポット