格凸河風景名勝区
格凸河風景名勝区は、貴州省安順市紫雲ミャオ(苗)族、プイ(布依)族自治県内にあり、安順市から100キロ、貴陽から200キロの4A級国家風景名勝区です。
「格凸」は、ミャオ語で、意訳すれば「聖地」の意味です。名勝区内には、連峰と峡谷、独特の鍾乳洞があります。格凸河のよく知られている観光地として、まず「大穿洞」が挙げられ、格凸河の伏流の入り口にあたり、洞高が116メートルもあります。25メートルの幅の巨大なアーチ型の門の下には、277メートルの長さの「洞湖」があり、その洞壁は、削られたように滑らかで壮観です。洞窟内には、数十万羽のツバメが棲息しており、またの名を「ツバメの王宮」とも呼ばれています。
世界二位に輝いているカルスト洞窟は、「苗庁」です。長さ700メートル、幅25メートルを持ち、面積12万ヘクタールあり、洞窟内には、無数の石筍(鍾乳洞の下から上へタケノコのように生じているもの)があります。「大穿洞盲谷」は、世界で最も古い河の遺跡で、閉じられた生態環境の得がたい原始林地帯です。他に、ミャオ族の山や崖にある洞窟に棺を掛ける洞窟葬、人類最後の穴居部落「洞中ミャオ村」などがあります。
2006年に「中国最も美しい所」に選ばれ、現在、格凸河風景名勝区は世界自然遺産を申請中です。