中国鉄道のマメ知識

中国観光地の写真をたくさん納めてあり、中国人気な観光地北京、上海、西安、桂林、成都、重慶、昆明、麗江、シャングリラ、チベット、新疆など数多くの観光スポットの美しい写真をオンラインで観賞していただけます。

列車の種類

特快旅客列車
快速旅客列車
普通旅客快車
普通旅客慢車

座席の種類

高包

2段ベッド2名1個室のデラックス寝台。ただ、連結している列車は少ない。北京始発の列車が多い。

軟臥

…B 寝台(二等寝台)。
個室ではなく、3段ベットになっている。下段は、昼間は上段・中段の人が座るので寝転ぶことが雰囲気的に難しい。昼間も自分のスペースがほしい人は、狭いが上段・中段を選ぶこと。

軟座

…座席列2-2構成のグリーン車”。昼間走る列車には大抵連結されている。

軟臥

…A寝台(一等寝台)。
4人の個室になっており、2段ベットが2つある。ドアがあるので、4人で旅行する時は便利だが、そうでないときは見知らぬ人と同室になるので、女性は気を使うことになるだろう。車掌がポットにお湯を汲んでくれるサービスがある。各コンパートメントには電源があり、電力の小さな電気器具であれば使用できる。

硬座

…座席列2-3構成のボックスシート車。常に席が埋まっている状態で昼も夜も走るため、居住性は良くない。最近禁煙車が増えつつあるが、タバコの煙は相変わらず充満している。長距離で乗るときはそれなりの覚悟が必要。 チケットは始発駅なら指定券が入手しやいが、途中駅の場合は座席指定のない”無座”しか購入できない場合が多い。乗車後、席があれば座れるがなければ立ちっぱなしになる。

列車の乗り方について

駅の入り口で安全検査の荷物検査を通してから待合室「中国語で候車室という」に向かう。軟臥席ご利用の場合、ゆったりした軟臥候車室「中国語では貴賓候車室」が使える。改札は発車30分前から始まり発車5分前には終了してしまうので、遅刻は絶対に禁物である。車両のドアに乗務員が立っており、切符を見せてから車内に入れる。硬臥、軟臥などの寝台列車に乗る場合は、乗車時に、金属かプラスチック製の座席票とチケットを交換しに来る。 この座席票は、目的地が近付くと列車乗務員が来て、本来の紙のチケットに再び交換してくれる。さらに、軟臥をご利用いただく場合は、乗客の安全が確認のため、身分証(外国人はパスポート)のチェックも行われる。また、どんな真夜中でも列車着の30分前には乗務員が寝台票と切符の再交換のため起こしにくるので寝過ごす心配はない。 切符は目的地の駅の出口「出站口」にでも験査を行っているので、最後までなくさないようにしましょう。

注意事項

①知らない人からもらった食べ物を食べたり、飲み物を飲んだり、タバコを吸ったりしないこと。
②一般的に、駅周辺の治安は悪くスリが多いので、貴重品には十分注意すること。
③知らない人からの宿泊斡旋や乗車案内を利用しないこと。
④車内ではスリ、荷物の置き引き等には十分注意すること。
⑤各車両にあるトイレは都市部に近づいた時や、駅での停車中は使用不可となる。単線が多いため、対向車待ちで、想像以上に長時間停車する場合があるので、ご注意ください。
⑥寝台車のベッドの周りには、日本のようにカーテン等はなくプライバシーを保つことはできません。貴重品の管理と併せて、ご注意ください。
⑦安全対策ではないが、食べ物・飲み物、お土産品等の車内販売もある。