鉄門関

　鉄門関は新彊庫尓勒市の郊外に位置して、庫尓勒市まで8キロを離れています。古代シルクロードの要路であります。晋の時代にここで関門を設立したことがあり、地勢が堅固で攻略が難しいので、「鉄門関」と言われています。中国古代の二十六個有名な関門の一つです。

　古代以来、庫尓勒鉄門関は軍事家なら必ず取ろうとする要地であります。隣の絶壁で「襟山帯河」四つの漢字を残されます。山腹の上で古代駐屯兵の遺跡も残されます。峡谷の奥に鉄門関水力発電所を1950年に山を立て掛けて建設しました。現在に見た鉄門関の城門は1989年に建設されました。「鉄門関」三つの大きな漢字は元の国家副主席王振が書きました。

　伝説によりますと、古代焉耆国王の王女は一人の羊の放し飼い人と恋愛しました。しかし、国王と大臣の反対を受けて、更に羊の放し飼い人を捕えまして、死刑を行うつもりです。王女はいろいろ思案をめぐらして恋人を救い出しました。大臣が発見した後、すぐ軍隊を派遣して追い掛けました。二人は鉄門関を経過した時に不幸に谷川に落ちました。後世の人はこの自由と愛情のため努力した二人を記念するため、鉄門関向こうの山を「公主崚」と名付けられて、更に山の上で、二人の墓を建造しました。