龍脊棚田

2009年04月27日中国観光ガイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 龍脊棚田は龍勝県から27キロ、桂林市から100キロ離れたところにあります。棚田は主に海抜300m~1100mの間に分布しています。勾配が26度から35度もあり、一番急なところでは50度にもなります。この龍脊棚田は元の時代に耕作され始め、以後親子代々麓から一段、また一段と畝を築いて田を作り続けてきました。小さなものになると苗を2、3列植えるのがやっとで、蛙が田を三枚飛び越すと言われるほど小さなものもあります。そうやって1畝1畝丹念に作られた棚田の風景はとても美しいです。耕して天に昇ると表現され、小さい山はサザエのように、大きい山は塔のように聳えたっています。
 春の耕作は太陽暦の5月10日頃から灌漑が開始され、大体半月ぐらいかけて水が張られます。いっぱいに水が湛えられ田がキラキラと反射するなかで、農民が働く姿はとても美しいです。夏の芒種(太陽暦の6月6日頃)の時期に田植えを終えると、日増しに苗が青々と成長していきます。秋の中秋節(中国の旧暦8月15日→毎年違いますが、大体国慶節にあたる)頃から稲穂が黄金色に染まりだし、見る度に感動を新たにします。黄金色の稲穂が風を受けていっせいにそよぐ姿は、まるで生きた竜のようです。冬になると、時には雪化粧で白く覆われた棚田の景色を見ることもできます。このように一年を舞台にして、四季折々の美しい景観を龍脊棚田は私たちに見せてくれるのです。

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作者:( 「ふれあい中国」)

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