嘉陽蒸気小汽車、世界唯一現存の旅客蒸気汽車に乗ってみませんか
2018年03月26日中国観光ガイド
金色の花海の中を通っていく古い蒸気汽車、美しすぎてまるでアニメの中の風景のようです。春へ向かって走って行くこの汽車は、数多くのカメラマンと観光客を引きつけています。この列車の名は、四川省楽山市犍為の嘉陽小汽車で、世界で唯一現存の旅客蒸気汽車です。
1765年、ワットが蒸気機を発明してから、この世の発展はスピードを上げはじめました。1856年、イギリス人は蒸気汽車を中国に連れてきて、1988年中国は蒸気車の生産を止め、100年ぐらい続いた蒸気汽車時代が終わりました。新幹線が全国各地を走っている今の時代に、石炭を使い、白い煙が出ており、ゆっくりと軌道を走って行く交通手段はなかなか想像できないものですね。
嘉陽蒸気小汽車の名の由来は、犍為県芭蕉溝の嘉陽石炭工場です。嘉陽石炭工場は中国とイギリスの合弁会社で、1958年8月に、石炭の運送問題を解決しようと、芭蕉溝から石渓鎮までのこの19.8キロの鉄道を作りました。
鉄道や列車のものすごく早い発展で、蒸気汽車は利用されなくなってきましたが、幸いに、この古い蒸気汽車は現在まで保存しています。博物館で昔の汽車を見るしかないのではなく、実際に生で蒸気汽車と触れ合うことができます。
工業時代の活化石、蒸気小汽車に乗っていきます。
レトロな工業古鎮、芭溝鎮を回ります。
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嘉陽蒸気小汽車は往復で運行しており、普通列車と観光列車の二種類があります。普通列車は座席が少なく、車内がシンプルですが、現地の人が市へ出るのに会えたら特別な体験になるでしょう。普段、普通列車は毎日07:00、13:00、16:30に石渓駅より発車し、各停車駅は、石溪--跃進(三井)--月亮田--蜜蜂岩--菜子坝--仙人脚--焦坝--芭溝(芭蕉溝)となっています。
観光列車は3月3日~4月1日の間、月曜日~金曜日の09:00~16:00の毎正時に跃進(三井)より発車し、10:30~17:30の毎小半時に芭溝より帰ります。週末に往路は08:00発便を追加、復路は09:00と09:30発便を追加しています。
観光汽車は普通汽車の各停車駅に止まらず、有名な菜の花スポットの「段家湾」と人工蒸気虹の「亮水沱」という2つの駅に止まり、観光客に観光の時間を与えます。乗客が降りて、観光台に行きます。汽車は少し後へ下がり、また白い煙を出してサイレンを鳴らしながら通ります。こうして観光客に汽車を撮影するチャンスを作ってあげます。
(新浪旅遊ネットより)
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作者:(彭旻瑋 「ふれあい中国」)