万仏寺
万仏寺は四川省徳陽市羅江県の白馬豪大霍山にあり「羅真寺」とも言われています。唐の時代の元和7年(812年)に建立され、幾度かの倒壊と改修を繰り返し現在の建物は清の時代の康煕年号(1662年~1722年)に建て直されたものです。
山中に位置するための山の地形に合わせて建造され、六重に分かれています。第一重は石牌楼で、上部に「霧禅勝境」と彫られた荘厳な額があります。第二重は八角形の門があり、第三重の文武殿では一層一層で重なった軒が目を引きます。その先には引仏殿と観音殿があり、最後に塔林僧のお墓があります。
敷地面積は約4.6ヘクタールで、建築面積は約1500㎡です。寺内には「大正蔵」と「中華大蔵経」という二冊の仏経が大事に保管されています。また、羅漢碑や李調元詩碑、天機和尚碑など11の彫刻と明と清の時代の書道家によって書かれた額があります。それ以外にも唐の時代の石仏や高さ32m、直径12mの大型の銀杏があります。