徳陽孔子廟

徳陽孔子廟は四川省徳陽市の南に位置し、中国南西地区で最も規模が大きい現存する孔子廟として三大孔子廟の一つに数えられています。敷地面積は29700㎡で、目の前には孔子廟広場、奥には道教の道場があります。孔子廟には天地門、宮壁、文星門、蓮の池、礼楽亭などの30余りの清の時代の建築が残っており、南宋時代(1206年)から建造が始まり、明や清の時代に何度も改築を行い拡大していきました。現在の孔子廟は、清の時代の道光年号に建てられたもので、赤い壁と黄色い瓦を携えた宮殿の荘厳な様子はまるで王宮のように堂々としています。また、装飾されている石彫や木彫りは精巧で芸術的価値及び歴史的価値があるものとされています。孔子廟の中にある大成殿には孔子と4人の弟子、それに12人の哲学者の塑像があり、孔子を祭祀する楽器や孔子や哲学者たちに関する資料が展示されています。