三坊七巷

   三坊七巷は福州市鼓楼区に位置しています。福州の古い都市区が建国を経験した後に建物を取り壊し建設した後に残された一部で、敷地は約40ヘクタールで、福州の歴史の源、文化の根です。三坊七巷は晋、唐から形成され、貴族と士大夫の集合住宅地です。清は民国に至るまで輝かしい方向に向かいました。古い路地の模様は今でもほぼ完全に残っています。中国の都市にしか存在しない「里坊制度の生きた化石」で、区内に現存する古民家はおよそ270軒があります。159箇所が保護建築に組み入れられています。3つの坊と7つの路地と1つの中軸街肆で構成されています。三つの坊は“衣錦坊”、“ 文儒坊”、“ 光禄坊”で、七つの路地は“楊橋巷”、“郎官巷”、“塔巷”、“黄巷”、“安明巷”、“宮巷”と“吉庇巷”です。この中全国の重点文化財保護機構は9か所あり、省、市レベルの文保部門と歴史保護建築が数多く、めったにない“明清建築博物館”と呼ばれています。

   三坊七巷は「閩都名人の居住地」で、林則徐、沈葆楨、厳復、陳宝琛、林覚民、林旭、冰心、林紓など当時の社会ひいては中国の近現代化の過程に重要な影響を与えた人物が多く数えられます。こちらには特別な人文価値と散在しない霊性と才気が満ちており、福州の誇りになっています。

   沈幀幀の旧居、林覚民の旧居、厳復の故居など、9つの典型的な建築を代表としている三坊七巷古い建築群は国務院により全国重点文化財保護機構として公布されました。2009年6月10日に三坊七巷歴史文化街は文化部、国家文物局に“中国十大歴史文化名街”と評されました。