西禅寺
西禅寺は福州市西郊の怡山の麓に位置しています。南北朝の時に練丹師の王覇は“練丹成薬、石を点すのは丹です”と言い、こちらに住んでいると伝えられています。空腹の年に薬を売り金を米に換え貧しい人々を救いました。後に王覇は「薬を飲む、仙人になりました。人々は彼の故郷に寺を建てました。隋末に毀損したが、唐咸通8年にわたり再建され、「清禅寺」と命名されました。後に「延寿寺」、「怡山西禅長慶寺」は通称「西禅寺」と呼ばれました。西禅寺は敷地面積およそ7.7ヘクタールで、天王殿、大雄宝殿、蔵経閣、玉仏楼および客堂、禅堂、方丈室など38つの建築で構成されました。寺内は唐七星井「唐福州延寿禅院故延聖大師塔内真身記」の碑、五代慧稜禅師舎利塔、清康煕御筆《薬師経》、清朝の壁画などの文物があります。西禅寺は海外で長く名声を博しています。海外にはシンガポールの双林寺、マレーシアペナン州の双慶寺、ベトナムの普陀寺は西禅寺の下院となっており、今でも西禅寺と深い繋がりがあります。
寺内の玉仏楼に海外の華僑から寄贈された玉彫刻の仏像が2体あります。一つは一階にある身長およそ2.3メートルの釈迎牟尼の正面坐像で、一つは二階にある伏す仏で、身長およそ4メートル、重さ10トンがある釈迎牟尼臥像です。全国最大の玉仏の一つです。また観音閣には千手観世音が供えられており、黄銅29トンで鋳造しています。
西禅寺は福州五大禅林の一つで、全国の重点寺院です。現在から1130年余りの歴史があります。慧稜は法堂の前後にレイシを4本植えたことがあり、現在は西の一株が残っており、千年の古物となっています。