霊隠寺

  インドの僧·慧理により326年に創建された中国禅宗十刹のひとつ。周囲の山々を見た慧理が、深山に隠れ棲む仙霊の存在を感じたことからこの名が付けられたという。全盛期の五代十国時代末期には3281人もの修行僧を有する大寺院だった。中国最大の木造座像、金色釈迦尊像や世界最大の銅製御殿もあり、岩山の飛来峰壁に彫られた338体の石仏も必見。現在の寺院は19世紀初頭のもので、1953年と1974年の2度修復されている。