ラワク寺廟遺跡(熱瓦克佛寺遺跡)

 ホータンに隣接する洛洛県の北西60kmのところ。砂漠の中に仏塔は3層までが残り、塔頂部はすでに損壊している。1、2層は方形、3層目は円形になり、レンガの形をした土で築かれている。塀の内外には頭部が破壊された塑像の座仏も残され、彩色された壁画も見られる。壁画の豊満な人物像には8世紀の盛唐期における絵画の特徴がよく現れ、この時代の西域仏教の隆盛を物語る史跡と見られている。

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