烏蘭毛都草原
烏蘭毛都草原は内モンゴル自治区の興安嶺の南麓に位置し、興安盟における面積がもっとも広くて家畜も最も多い単一の牧畜場だと言われています。総面積1600平方キロメートルにも達する烏蘭毛都草原は丘陵山地交じりの草原であり、芝原も景色も美しいです。烏蘭毛都草原は歴史が長くて科尓沁草原の中で一番植物が完璧に発育するところです。今まで560種ほどの植物が数えられます。見渡す限りの草原は逞しい緑色を呈して、青空と呼応しています。白い雲と羊の群れとも相俟っています。その間に延々と流れる川も点在して白いリボンのように草原に漂って見えます。独特な環境に恵まれて飼育された「興安系列の細毛羊」は地元のブランドになり、日本、アメリカ、ドイツ、カナダなど10か国に出荷しています。
烏蘭毛都草原は最も人気のあるイベントがナダム大会です。ナダむ大会は地元の伝統的大衆が参加できる集会です。大会を開くたびに、牧畜民や観光客が集まってきており、思う存分にモンゴル族の風情を楽しんだりします。大会は大体二年間置きに行われることになります。会場で主なイベントとして相撲や競馬、アーチェリー、馬捕り、舞踊などが披露されます。このほかに物質交換、科学技術交流、表彰大会も企画されることがあります。7、8月に行われるナダム大会が平坦かつ景色の美しい場所で開催されます。会場の真ん中でふつう高い舞台を仕掛けて周囲に臨時的にゲルや、レストラン、屋台なども配置することになります。大会期間中、至る所で賑やかな雰囲気に包まれ、彩りの旗が風に靡きます。会場全体はあたかもユニークな草原都会のような気がします。会場を訪れた人びとが伝統的な民族スポーツを鑑賞することができることではなく、牧畜民とともに楽しい競技に仲間入りができます。更に地元政府が観光客のためにさまざまなサービス施設を提供してくれます。例えば、草原の観光、ゲルの民家訪問、豊富な民族の食事賞味などがあり、異なるニーズに応えます。
単一の牧畜業に頼っている烏蘭毛都草原に旅したいなら、ゲルの中に入り、気軽に美味しいミルクテーを飲みながら、「手摘み肉」を賞味することができます。明るいモンゴル族の民謡を聞くと思わず、モンゴル族のお客さに対する性格の熱さがしみじみに痛感して感動します。おそらく一生の貴重な思い出になるでしょう。