科尓沁草原一帯の接客風俗
科尓沁草原一帯のモンゴル族の方々は性格が明るくて、 来客に情熱的です。昔からのマナーを重視する民族です。
たとえば親戚同士でお互いに訪問する時に、必ずお土産をもって行くとこになっています。 普通来客が母屋の西側から家に入るとします。もし馬に乗ってくると母屋の西側で降りて馬を繋ぐ西側から庭に入る習慣にこだわっています。庭に入ると同時に、犬が大人しくなるように主人に頼んでおきます。そこへ来客を迎え入れる人が現れます。もし来客が先輩ならば主人が両手を右の膝にかけてお辞儀をしながら挨拶をします。
その後お互いに煙草に火を付ける習慣となります。来客を敷布団を座らせてからお茶を勧めます。さらにお皿にお菓子やキャンデーなどを盛り、テーブルの上に載せます。お皿の数が普通偶数に限ります。お茶を飲んだ後、お料理を作りお酒を進むとされます。来客が食事をする時、子供が側で見たり、行ったり来たりしてはいけません。
来客が帰るまでに持ってきたお土産を開けてはいけないし、子供のために持ってきたキャンデイーやお菓子なども来客の前で子供に渡してもいけないです。かけた茶碗は絶対来客に使わせてはいけないです。来客が帰るときに、手ぶらで帰らせることがタブーとされ、必ず何かお土産を用意して帰らせます。また来客がいる間、針仕事や掃除などをするのは禁じられます。帰りに来客が庭に出ている時に、来客に失礼だとして絶対庭を掃除してはいけないです。