天后廟
天后廟は香港銅鑼湾天后廟道10号に位置している。戴仕蕃に建てられ、当時「塩船湾紅香炉廟」とも呼ばれていた。
言い伝えによると、媽祖は宋代開国元年(906年)3月23日に福建省興化軍莆田県の湄洲島で生まれた。生後1カ月まで一度も泣かなかったことから林黙娘と名付けられた。幼少の頃から才気煥発で信仰心も厚かった。16歳の頃に神通力を得て村人の病を治すなどの奇跡を起こし「通賢霊女」と呼ばれ崇められた。林黙娘は幼小の頃から、天気を予測する能力があり、海難が発生する前に呼びかけをして人々を救っていた。29歳で湄洲峰の仙人となり昇天した。その後、たくさんの人々を海の中から助けたことから、沿海部の人々に天后廟を建て媽祖を祀った。
現在、戴氏族人(戴氏福堂有限会社)は天后廟の管理権限を持っており、銅鑼湾天后廟の中で主に天後娘娘という神霊を祀り、観音や正財神、包公も祀っている。