乌尔禾魔鬼城

魔鬼城の地質形成

 魔鬼城の別名は烏尓禾風城です。準ガ尓盆地西北側の佳木河下流の烏尓禾鉱山地帯に位置しています。新彊ウイグル自治区克拉マ依市まで100キロメートル離れています。

 

 魔鬼城の敷地面積は10平方メートルで、海抜は350メートルぐらいです。1億年前にはこの地は気候も温暖で、豊かな水に溢れる湖があり、魚が群れ泳ぎ、地上では烏爾禾剣竜など大昔動物が動き回り、空にはジュンガル翼竜が飛ぶ緑の楽園でした。しかし、その後巨大な地殻変動が起こって大地が隆起し、湖の水は干上がってしましました。そうして長い年月を経てでき上がったのが「魔鬼城」です。

 

景色奇観 

 遠くから見ると、城跡のように、吹きつける風が化け物(ばけ)の声を思わせる奇怪な空間に見えますが、実は風が数千万年かけて削った広大な紅褐色の水成岩でできています。これが長い間に風によって岩や土が侵食されていく現象であります。それが円柱の塔のように、また、方形の建築物のように見えます。一人でここに来ると、非常に怖いと感じさせます。周囲は変な格好の丘に取り囲まれ、足下に裂けて、不毛の黄土であって、死ぬほどひっそりしていますので、「魔鬼城」と呼んでいます。近年来、数多くの観光客がここに旅行、探検に来ています。

 

魔鬼城の伝説 

 大昔、ここはあらゆる知識と芸術が栄えた古代都市でした。ここに住んでいる人たちは生活が豊かで、幸せでした。しかし、お金持ちになることと伴い、人々の心は悪魔に占拠しました。権利とお金を奪うため、お互いに虐殺します。城内のあちこちには悪人がはびこります。神様は怒って、この城が炎に没し、今は赤い岩石が覆う不毛の地となりました。