来賓観光

広西チワン族自治区の中部にある来賓市は2000年以上の歴史を持っています。「桂中」とも言います。2002年12月28日に地級市に認定されたばかりです。総面識は1.34万平方キロ、総人口は265万(2015年)です。チワン族、漢族、ヤオ族などの民族が住んでいます。

湘桂鉄道、桂海ハイウエー、3本国道、4本省道は町を通っています。北は柳州市から60キロ、南は南寧市から156キロ離れています。中国西南部からシーレーンへの交通の要です。紅水河は町中を流れ、500-800トンの船が広州、香港、マカオまで運航できます。 

文化の特色が鮮明な町であり、3万年前の旧石器時代にチワン族の始祖である「麒麟山人」はここに住んでいました。専門家と学者の考察によると、来賓は盤古文化の重要な発祥地と認められています。今までに盤古神話をテーマにした寺院、廟、地名、祝日、歌舞、脚本と歌詞などの原生態の盤古文化が残ってあります。

物産が豊富な所で金秀ヤオ族自治県の霊香草、あまちゃづる、八角、武宣県のスモモ、リュウガン、忻城県のスイカズラ、象州県の葛などが有名です。「中国の八角の里」と称される金秀ヤオ族自治県は広西チワン族自治区で最も大きい水源涵養林保護区です。

森林被覆率は43.4%に達しています。鉱物資源が豊富で、見つかった鉱物は20種ぐらい、象州県の重晶石の輸出量が広西チワン族自治区で最も多いです。合山市の石炭の埋蔵量は約6.7億トンに達し、「広西の石炭の都」と呼ばれています。工業は大体の形が出来、ある程度の規模に形成しています。企業は約600社あり、電力、製糖、製錬などは基幹産業です。八一鉄合金工場は中国で最も大きいマンガン鉄合金の生産基地です。来賓製錬工場のインジウムの年産量は世界の1/4を占めています。大型、中型の製糖企業は13社あり、砂糖の日生産量は5万トンとなっています。

観光の資源が豊富で観光業の見通しが明るいと言われています。アジアで完全に保存された規模の最も大きい土司建築群である「チワン族の故宮」と言われる忻城県莫氏土司衙署、「中南一の温泉」と称される象州花池温泉、総延長約5キロにわたる武宣百崖大峡谷、金秀の聖堂山、蓮花山、避暑勝地として有名な大ヤオ山国家森林公園などが有名な観光地です。

来賓市は奇石の里とも言い、紅水河奇石と草花石は品質がよく、形が珍しくて国内外で広く知られています。良い投資環境を持ち、都市のインフラストラクチャーが整い、市政建設が速く、多くの国内外の大きい企業の投資先となっています。