「千樹万樹梅花開」、三大梅の花見の名所

2011年01月07日

  

    「遙知不是雪,為有暗香來」という古詩は梅の花を詩っている。まだまだ寒い日が続くが、少しずつ梅の花便りが聞かれ、春のおとずれが感じられるようになった。そこで中国の三大梅の花の名所をご紹介する。

貴州荔波

     第六回の荔波梅の花報春節は今年の1月15日に開催する予定。

    荔波は中国の野生の梅花の中心地で、中国の旧暦の12月から春節にかけて、野山一面を赤梅・白梅・黄梅で満開にする。荔波の洞塘木槽は梅の花見の最もよい場所で、毎年1月中旬から2月下旬にかけて洞塘木槽の原始的カルスト地形の上に無数の梅の花が満開になり彩色に染まる。

 

梅関   

    2011年1月9日から2月18日まで、第一回花灯芸術展及び第三回梅関梅の花見節は大余で開催する予定。

    「嶺南第一関」と呼ばれる梅関は広東省南雄県の梅嶺の山頂に位置している。梅関の南側と北側では梅の木をいたる所で植えており、毎年1月中旬から2月上旬にかけて、赤梅と白梅が雪の装いをもって満開になる。嶺南と嶺北で気候が異なるので梅の開花時期も異なる。嶺南の梅の花が落ちてから嶺北の梅の花が咲くと昔から言われる。

 

流溪河公園

    2010年12月20日から2011年1月21日まで、第9回広東従化流溪梅の花節は流溪河国家森林公園で開催中。

     流溪河国家森林公園は東南アジア最大の梅の林で、中国の十大梅園の一つである。面積は200ヘクタール余り、25の梅園から構成されている。梅の花が最も美しい場所は公園東側の南山瀑布のあたりで、花が満開の時は雪が入り乱れるように青い湖に浮かぶ。これは有名の「流溪香雪」である。