中国重慶市栄昌折扇

2012年06月07日

 
 折扇子は夏によく使われた生活道具で、民間工芸品と工芸美術品でもあります。演劇、舞台芸術の重要な道具です。
 北宋の時、折扇子は朝鮮から中国に伝えられました。
 栄昌折扇子の生産は明の嘉靖三十年(1551年)に始まり、すでに450年の歴史を持っています。精緻を凝らした扇子は昔から盛名が馳せられて来ました。
 栄昌折扇子は製作工芸が精緻を極まることから、特殊の日用品と工芸珍品として全国ではなく、インド、ミャンマーまでに売り捌いています。数十年来、栄昌折扇子は長足な発展を見せ、棕櫚、楠、皮、白檀、シルク、羽毛、ゴムなどで作った345種と数多くなりました。更に、絵画から印刷する扇子を作りだし、観光、演劇などの分野で広く使われていました。