壮美なチベット古塩畑

2012年10月25日

 チベット芒康県ナシ民族郷加達村の村人は塩畑の中で働いている。
 

  チベット東南部と滇北高原と接する昌都地区にある芒康県は井塩を生産することとして有名である。資料の記載によると、唐代から天日製塩が始まり、もう1200余年の歴史を持っている。地元の人は瀾滄江の畔で山開きをして塩井を掘り、深い岩層からにがりを掬い、日に晒される。にがりは蒸発して塩となる。
 今までに、川沿い、山の坂、崖に3454の塩畑を作ってあり、年生産量は150万キロに達っしている。地元の村人の重要な収入の一つとなっている。近年は、古風な塩畑と村の濃厚な民俗風情は各地からの観光客を引き付けている。