湖南省通道県にあるトン族の村を世界文化遺産に申請しようとしています

2014年02月24日

 2月21日、湖南省通道県にあるトン族の村を世界文化遺産への申請に関する核心的価値の研究会および専門家の諮問会議は北京で行われました。会議に出席した専門家たちは湖南省の通道県にあるトン族の村が世界遺産への申請のことを高く評価したほかに、トン族の村にある文化的な価値の開発や遺産などを巡る保護に対し貴重な意見も出しています。
 近年、経済や社会の発展に伴って、トン族の文化遺産への研究を強化し、合理的に民族文化としての観光資源を開発し、利用することは通道自治県の県委員会と県政府により高く重視されるようになりました。「第十一の五か年」計画として、通道県の南の域内にある坪坦河流域を初めとした百里のトン族文化の長廊といわれる地帯への保護と開発に取り組み、それを「第十一の五か年」計画の地域における国民経済と社会発展を図る総合的計画、および武陵山地区を開発する戦略的重要プロジェクトと位置付けています。通道県の坪坦河の流域に分布する芋頭村などの六つの典型的トン族の村は、2012年に世界文化遺産申請の予備名簿に入選されたことになりました。これが追い風となり、県の文化遺産の保護と地域社会の経済との協調ぶりは次第にスムーズになり、双方とも成長が遂げられる軌道に乗りました。