チベット観光ラッシュ 列車も飛行機もチケット深刻不足
2017年08月15日
チベット観光ラッシュにあたる目下、チベットへの観光客数が大幅に増加しており、チベットに出入りの航空券と列車チケットは大変不足になり、特に人気ツアーには一枚も手には入れないこともあるという。
チベットは毎年5月~10月が観光シーズンとなり、とりわけ夏休みに集中しているチベットへ旅行に来る観光客が多い。統計によると、今年上半期、ラサ市だけに来た国内外の観光客の人数は385.98万人に達し、前年同期比は18.21%増えた。
8月5日、ラサ市駅の切符売り場に取材した記者によると、切符を買いにきた人は100人あまりだが、ほとんどの切符が既に売り切れたことを通知された。駅へ切符を取りに来た女性の林さんによると、20日前も予約して、ようやくラサから上海までの切符を手に入れたという。
チケット予約販売サイトに登録すると、これから20日間以内の北京へのチケットは軟臥(一等寝台)と硬臥(二等寝台)が全部売り切れ、僅かの硬座席が残っているほか、上海、成都、重慶へのチケットも全て売り切れた。また、チベット発の切符だけではなく、チベット着の切符も売り切れたという。
列車切符のほか、航空券の数も余裕とは言えない。これから一ヶ月間にラサから北京行きの航空券は全額で、割引も少ない。重慶、成都、西安への航空券も足りない状態になっているという。
8月に入り、競馬の日やエベレスト文化祭、ラサ雪頓節などのチベット特有の祭りが行われることにつれて、国内外のより多くの観光客を引き付ける見込みだ。切符売り場の係員は、チベット旅行を計画している観光客は早めにスケジュールを立て、チベットの出入りチケットを予め購入しておいたほうがいいと勧めている。