オルドス地方のハダを捧げる風習

 

 ハダは白いマフラーのことで、ほとんどシルクでできています色が黄色、赤色、青色などがあり、大半が白色のものです。記載によるとチンギスハンはよくハダを絆にして多くの友達ができたと言います。またハダにより自分の政権が固く守られていたということもありました。現在、主人が客を迎える時や後輩が先輩を訪ねる時に、必ずハダを捧げないといけません。ハダを捧げることは客や先輩の方に対する最高の敬意を表すものと言えます。主人はハダを頭より高く差し上げ、恭しく客に渡した後、丁寧に跪いて頭を地面に擦り付けるほど礼拝をします。