江湾村
江湾村は江西省婺源県紫陽鎮城から東に20㎞に位置する美しい村である。唐時代初期に滕、葉、鮑、戴などの姓を持つ人々が江湾の川辺に集まり、次第に大規模な村落を形成していった。現在、江湾は鳞次栉比(魚のうろこや櫛の歯のようにびっしり並んでいる)の徽式古建筑を多く保存しいる。
江湾村の四方砦の一つである南関亭は、江湾を往来する人々の主要路であると共に村の人々の交流の場となっている。江湾の老街は江湾の中で重要な歴史的意義があり、以前から老街に店が立ち並び、多くの商人が集まり商業が繁栄していた。全長800mの道路の左右には多くの古い住宅が立ち並び、路面は青石板が敷き詰められている。
また、古来から学問の盛んな村で前国家主席江澤民を含め様々な分野で多くの著名人を輩出しており、村の清時代戸籍財経部主事江桂高の官邸『敦崇堂』や清時代末教育家並びに仏学者である江謙の一族が代々居住した『三省堂』などの著名人に関する建築や石像など記念碑が多く存在する。さらに村名の通り「江」姓を名乗る人が大半を占めている。