大鄣山臥龍谷風景区

 大鄣山は「三天子鄣」とも呼ばれ、皖赣との境界婺源の北部に位置し、黄山に連なっている。連山に囲まれ山の峰が立ち並んでいる。森林面積は山全体の96.７%を占め、峰の標高は800から1600mに及ぶ。主峰擂鼓尖の海抜は1629.8mで、県内一の高さを誇る。
　また、大峡谷「臥龍谷」には、その未開的風貌を持つ独特の景観が広がり、春は花が色鮮やかに咲き、夏は草木が生い茂り、秋は紅葉で山が染まり、冬は氷の彫刻を築き、四季の中で様々な色彩に移り変わる。さらに峡谷には多くの滝があり山の紫、樹の緑、滝の白の色彩構成が天然の山水画を生み出している。
大鄣山は涼しく潤った気候、豊富な資源、悠久の年を重ねた土地、全ての自然生態の働きによって構成されてた情緒溢れる自然の楽園と言える。