江岭は婺源田園風光の代表とされる地で、南は暁起、東は渓頭に接し婺源の最も東北に位置している。山間に道が広がり、層を成す棚田と谷に流れる小川、川辺の村落、それらを囲む青い山々が婺源農村の美しい風光絵巻を表現している。江岭の見どころは棚田一面に咲く菜の花畑で、山頂から棚田状の層を形成しながら谷まで続いている。山頂に立ち景色を望むとまるで足元一面に菜の花の絨毯が敷かれたようで、金色の中の村落の瓦の黒と壁の白が色彩の美しさをより強調している。毎年、菜の花が咲き誇る季節に多くの観光客と写真家が江岭の美しさに惹かれてこの地を訪れる。