慶源
慶源、またの名を小桃源、小源とも呼ばれている。婺源県東北部の段華郷に位置し、唐開元年に建てられた。慶源村の峡谷は奥深く、その広大さは太行山の盤谷、美しさは武陵の桃源に並び、この地は古くから戦乱を避ける安全な地とされてきた。
慶源村の地形は極めて特異で、狭長な谷の両側に海抜1000m以上の二つの山脈が対峙しそびえ立っている。また村の建物それぞれが一隻の船、村落は立ち並んだ多くの船のようである。山は高く、肥沃な土地と深い霧、新鮮な空気に泉の水が澄みきっている。気候は温暖湿潤で、一年を通して四季の流れを楽しむことができ、中でも春期は慶源を訪れるのに最適な季節と言える。