湖北武当山
1994年世界遺産登録。武当山(太和山)は、湖北省十堰市に位置する。72の峰があり、主峰、天柱峰の海抜は1612メートル。主峰の周りにある峰は中心に向って傾いている。「玄天真武大帝」を奉る道教武当派と国武術、武当拳の発祥地でもある。後漢代に道教が誕生してから、歴代皇帝はこの山で儀式を行ったことから、次第に名声が揚がり、明代には「五代名山」よりも名高い「大岳」と称されたことがある。さらに、武当山は古来より、道教の信者の理想の地であり、道教建築が多く、その規模も大きい。山頂からは壮大な景色が楽しめる。映画「グリーン・デスティ二ー」のロケ地としても知られている。