格根塔拉草原

   格根塔拉草原は呼和浩特市から140キロ離れた場所にあります。1979年に観光客に正式に開放されて以来、合わせて50にも上る国や地域の観光客を受け入れたことがありました。格根塔拉草原で毎年8月15日から25日にかけて行われたナダム大会はよく知られています。この大会を開催するに当たり、格根塔拉草原の一年の観光のピークを迎えることになります。この時期が一年のうち、避暑にも一番相応しい時期であると言われます。

 

   「格根塔拉」とはモンゴル語であり、「明るくて広い草原」という意味です。1979年から営業を始め、1996年に民間の経営に変更しました。大がかりな改築や増築などにより、現在、格根塔拉草原は宿泊、旅行、食事、娯楽、レジャーなどを満足できる総合的観光地にも発展してきました。格根塔拉草原はモンゴル自治区の独特なムードを演出するばかりではなく、呼和浩特市に最も近い、モンゴル自治区でも最も広い観光用草原でもあります。格根塔拉草原は国境の都市である二連浩特市に行く要衝に当たるから、アクセスが便利です。

 

   世界的な注目を集めた有人飛行を実現させた「神州シリーズ」宇宙飛行船の回収着地点として知られる四王子牧場は格根塔拉草原とただ50キロほどの距離が隔てられます。有人飛行に対する観光ブームが高まる中、格根塔拉草原を訪れるコースが企画されるようになりました。

 

   現在の格根塔拉草原はさらに観光客を感動させる斬新な草原に変貌しました。波のような馬の群れが美しい芝原を綺麗に引き立てており、その間を行き来する放牧者の姿は躍動感に満ちています。それに伝統的ゲルと新しいゲルと相俟って見事なコントラスをなしています。

 

   毎年の8月、ナダム大会を開催するほかに、一年に一回の大規模な縁日とアオボウの祭祀を盛大に行うことにもなっています。アオボウを祭祀する時、モンゴル族の伝統的競馬や相撲、アーチェリーなどのイベントが見学できます。観光客がここでモンゴル族のガウンを着て、馬に乗ったり駱駝に乗ったりして大草原を周遊することができます。またキャンプフェアに映る中、モンゴル族の舞踊を楽しめます。その後、モンゴル族の風味と言われる馬乳の酒や手摘み肉、羊の丸焼きなどを賞味することもできます。

 

   格根塔拉草原に行くアクセスが便利であり、呼和浩特市から直接バスで、或いは二連浩特市に行くバスでもいずれも2時間ほどで行けます。宿泊としてテントを持参していった方が便利だとお勧めします。食事となると肉類が多いかもしれないから南方系の人には不向きなので、消化に効く薬を持って行ってほしいです。草原の気温の変化が激しいから、雨具を用意したり、上着を予備に持った方がいいです。毎年の観光のベストシーズンは8月からで、特にナダム大会に重なる期間中は一番いいとお勧めします。

ウランチャブ(烏蘭察布)の情報