円明新園
1997年2月にオープンした清の王朝文化を主題としたテーマパークである。珠海市九州大道にある蘭埔大石林の麓に位置し、面積は約1.39k㎡。東西北の三方を山に囲まれ、南が広がる。約六億人民元を投資し、四年の歳月をかけて火災で焼失する前の北京圓明園)の建築様式を1対1のスケールで復元し、なおかつ新たな内容も付加している。
円明園は清朝最盛期に北京の西北部に造営されたヨーロッパ風の豪華な離宮であったが、1860年第二次アヘン戦争の混乱期に英仏軍の徹底的な破壊を受け廃墟となった。
康煕帝以来の清王朝が150年の歳月をかけ営々と築いてきた建物や庭園であり、中国風の宮殿や祠廟のみならずバロック様式の西洋館がたちならんぶ豪華絢爛なものであったが、1860年、英仏連合軍により、一瞬のうちに廃墟と化した。現存残るのは長春園の西洋楼の残骸のみである。
円明新園は正大光明殿で皇帝による憲兵式を再現した「清宮慶典」(毎週土日午前11時から開演)、総勢600人の出演者により康熙帝・乾隆帝が統治した清朝最盛期を再現した大型ショー「大清王朝」(毎晩7時半から開演)など20以上のショーが行われている。
ここは世界的に有名の復古観光名所で、中国文化、西洋文化、歴史文化、旅行文化、商業文化、飲食文化が一体化している。