黄河大橋
内モンゴル自治区の黄河大橋は包頭市に位置し、1983年に完成され開通したコンクリート製の橋です。黄河大橋は長さ810M、幅12M、黄河上流における最も長い橋の一つになっています。包頭市から西安市までつながる交通の要衝とも言える大橋です。
司馬遷の「史記」によると、今から2200年前の秦の昭襄王50年(西暦157年)に初めて黄河に橋を架けたと伝えています。
黄河大橋は12のアーチにより支えられ、アーチの長さがそれぞれ65Mになっています。橋脚が14本あります。12のアーチで支えた黄河大橋は積載量が自動車による計算が20級であり、トラクターによる計算が100級であるとされます。包頭市では黄河と関係のある観光ポイントと言えば、黄河古渡と呼ばれた浮き橋だけが残っています。近くの南海公園もすでに喧しい遊園地に改造されたのと対照的に黄河大橋の下を静かに流れる水は疲れたあなたの心を癒してくれるように感じられます。これこそは黄河大橋をお勧めする原因ではないかと思います。
閑静な環境に恵まれた黄河大橋に行くと古い大橋の下に「揺りかご」と呼ばれたレリーフが見えます。静かに流れる黄河の水が優しい母親の性格のような特質になっています。即ち黄河は中華民族にとって偉大な母親のようにその水で中華民族を育んでくれるという意味を象徴するわけです。あなたは黄河の岸辺に立って「黄河の水、天上より来り、海に流れ到る帰らず」という漢詩を噛みしめるのがなんと感慨無量のことでしょう。
黄河大橋は雄大な自然の中で見事な造形美と誇っています。特に夕日をバッグにした大橋の姿がこの上ない美しさを浮かび上がらせます。