北海海底世界
北海海底世界は北海臨海公園にあり、海洋生物の展示を中心に音、光、電気を用いたハイテク技術や高い成育?養殖技術を備えた観賞?観光?青少年科学普及教育が一体となった総合海洋館で、総貯水量は5700tを超えています。館内はA区?B区の2つの区域に分かれています。A区はかつての北海水族館で山東省にある青島水族館と並び中国の最も大きい水族館です。現在は淡水魚の展示区域になっており、カブトガニ池や珊瑚、熱帯魚観賞区などがあります。B区は海洋生物区で中国南西地区で最も大きい海底観光地です。
ここには中国国内で最も高くて大きい円柱型水槽が設備されており、珊瑚礁や岩礁に生息する数十種類何千匹のチョウチョウウオ(蝶蝶魚)が珊瑚礁の中をひらひらと泳いでいます。また、日本との関わりも深く、中国国内で初の日本の八景島海洋館で用いられている高さ13m巨大養魚池を導入し、大型の潜水装備を使用して潜水ショーを見ることもできます。また、日本の島羽水族館の海底トンネルを導入し360°全方位型の海底トンネルを整備しています。そこでサメを数十匹養殖しており、人とサメが共演するスリリングなパフォーマンスも行われています。
次に海底世界の観光ポイントをご紹介します。
「水産展示館」
南海の海洋生物を中心とした進化の過程に沿って標本754種3000が展示されています。
「海獣庁」
ここには全長2mのジュゴンや全長11mを超えるクジラの骨や中華シロイルカなどの珍しい海獣が展示されています。
「珊瑚海」
世界最大の生きた珊瑚が展示されています。水温、水質、光の管理など高い養殖技術によって、高さ3m、全長28mの円型で囲まれた展示槽には156種2600の珊瑚が生息しています。
「珊瑚海海洋劇場展示庁」
人とサメのダンスパフォーマンスが公演されています。公演回数は1日6回(冬期は5回)で、直径11m、高さ13m、貯水量1000tを誇る中国最大の円柱水族展示槽で、透明なトンネルが槽の中央から貫通しています。
「無水水族館」
ここには水は存在せず、光や電気等を用いたハイテク技術で水のないところに海底を創り出し、泳いでいる魚に触れることができるという幻想的な世界です。美しく貴重な海洋生物とのふれあいを体感することができます。
「光陰隧道」
日本の著名蛍光絵作家である遠山氏が3か月間かけて完成させた300万元(約4200万円)の価値があるといわれる壁画を見ることができます。この壁画には海洋の形成や発展の過程、そして未来に対しての作者の思いが込められており、一見すると白い壁ですがブラックライトにより色鮮やかな蛍光色の海洋世界が現れます。
「岬(海之角)」
生きた化石といわれる中生代からの生き残りであるカブトガニが成育されています。また、年齢が100歳を超え150kgを超えるオオウミガメもいます。
「海底トンネル」
足場以外に四方が透明なガラスでできたトンネルで、周囲を多くの魚や海洋生物が悠々と泳いでいます。ここに立つと自分も海底にいるような気分を味わうことができます。
「動感4D映画館」
水族館として最高水準の映像が上映されており、特徴的なのは3D映像の立体感に加え、噴射、衝撃、水しぶきなど体感式の映画館になってることです。