北海銀灘

北海銀灘は北海市東南部の海岸に位置し、西の僑港鎮漁港から東の大冠砂まで24㎞延々と続く砂浜です。総面積38?、そのうち陸地面積12?、勾配が小さいので砂浜の奥行きが30~3000mまで変化します。高品質の硅砂が敷かれ太陽の光に当たると白くてきめの細かい砂が反射して銀色に光り輝くことから、「銀灘」と言われるようになりました。地図で見ると、この場所がまるで口を開けている白虎に見えるので「白虎頭」とも言われています。
北海銀灘は「天下第一灘」と讃えられ、次のような特徴があります。

1. 砂浜が長く平坦に広がっています。平均して約100mの幅で20㎞以上続いています。また、総面積は北戴河、青島、大連、煙台、アモイの砂浜を足した面積をも超えます。その広大な敷地に毎日10~15万人の人が訪れます。

2. 砂浜の二酸化ケイ素含有量は約98%で、白く細かい塩のように透き通り、輝いて見えます。

3. 海水の年間平均水温は23.7℃で暖かく、4月から12月にかけて海水浴を楽しむことが可能です。潮はゆっくり満ち、引きが速いので海水が自然に浄化されて綺麗で美しい海を保たれています。

4. 砂浜の地勢が平坦で勾配が小さいので、波は穏やかでしなやかに広がります。時間帯によっては海面を100m進んでも水深は2mほどなので海水浴に非常に適した場所となっています。

5. 空気中に市街の50倍~1000倍のマイナスイオンを含んでおり、疲労回復や新陳代謝の向上など人間の身体に良い環境が整っています。

6. 北海銀灘近海には鮫は生息していないので安全です。

北海銀灘公園は砂浜の中央部にあり、1990年に開発が始まって1991年6月にオープンしました。敷地面積220ムーで、世界でも有名な建築専門団体がデザインしたものです。公園の中心エリアは古代ローマ式の楕円形広場で、大型の音楽噴水と水上舞台があり、広場を囲む円柱の間には愛と美の神様や智慧の神様など古代ローマ神話の塑像が生き生きと立ち並び、異国風情の溢れる空間を演出しています。また、周辺には美食街や焼き肉屋台、サッカー場などが整備されています。芝生や砂浜、並木道をゆっくり散策しながら、南国風情が漂う静かな雰囲気を満喫することができ、夜のとばりが降りると古風で質朴な竹楼で穏やかな波の音を聴き、優しく吹いてくる海風を感じながら、昼間とは一味違う北海銀灘を味わうことができます。