桃源郷発見ー桂林郊外六塘鎮嵐岩村見物
2011年12月05日中国観光ガイド
先週、紅葉を見るために、桂林市からバスで40分ぐらいかかる臨桂県の六塘郷に行きました。桂林市から空港までの高速道路が六塘鎮を通っているので、車から六塘郷の景色がよく見ましたが、村の中に入ったことは初めてです。ここは道路がちゃんと舗装されて、バスもよく通っているので賑やかな所だと思っていましたが、実際を見ると昔ままの静かな落ち着いた村が現れていました。懐かしい子どもころに戻ったような気がしました。
12月の恵まれた小春日和天気(前の日は寒波の影響で、最低気温が4℃まで下がっていた)。暖かい日差しをを浴びて、土と野草の匂いが混じっている空気を吸いながら野原を歩くことはとてもいい気持ちでした。
青空の背景に紅葉は一層奇麗に見えました。
山の麓に位置する嵐岩村はのどかなムードに包まれていました。土塀の家は夏は涼しく、冬は暖かく、住みやすいです。
こ野村はまだ井戸水を使っているのです。地下水は冬暖かく、夏冷たいです。
石橋を渡るとき、洗濯をしている朗らかで悩みのないおばさんに出会いました。
畑も水田も少ないので、農業は稲、野菜、果樹の栽培と豚、鶏、アヒルの養殖です。
老にして、養いがあり 老にして、楽しみがあり。「字牌」(桂林と湖南省で遊んでいるゲームで、麻雀のやり方と同じぐらいです)をやっている老人たちでした。
無邪気な子供たちでした。
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コメント(2)
作者:( 「ふれあい中国」)
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20℃前後の天気に恵まれての行楽まことによろしいですね。 桂林の郊外にこんな山里があるとは思いもいたしませんでした。石灰岩の奇嶺に抱かれるように田圃が広がり、刈り取られた稲株を「バリバリ」と踏み潰しながらの若い小姑娘等の後ろ姿を見ると、遠い昔の思い出が浮かび上がってきます。 両江国際机場路を空港に向かう途中、右に曲がれば龍勝、左に曲がれば二塘駅へ、そう、G322道を突き進んでいけばいいのですね。山に降った雨が伏水流となり、湧水を誘い、汲んでも汲んでも尽きない自噴水道が各家に導かれ、その水がまた用水路を走り、水生昆虫が多く生息する溜池に流れ込む。その池には石敷きの洗い場が設けられ何百年に渡って子々孫々洗濯場として、ある時は野菜の洗い場として近所付き合いの生活が営まれてきたのですね。嗚呼、我も往かんと思う、これらの風光明媚な桃源郷へ・・・・・・・。
こんにちは。桂林の天気は急に崩してしまって先生はくれぐれもお体を大事になさるようお願いします。いつものように今回もとてもいい勉強になりました。特に「刈り取られた稲株を「バリバリ」と踏み潰しながら」という表現は一番良かったと思います。これは普通の中国人の先生から習えないことだと思います。ご指導のもとで私の日本語は必ず更に一楼を上がると思います。ありがとございます。