私は「夜来香」(イエライシャン)が好きです。
2012年10月09日桂林の生活
今日は中国の二十四の節気の「寒露」です。民間では「寒露」が過ぎて、「蝉噤荷残秋意濃」(蝉の鳴き声が無くなり、蓮の葉っぱが枯れて、秋意が深ける一方だ)という言い方があります。桂林もこれから天気がだんだんすずしくなり、紅葉し始まるでしょう。
今晩、夕食の後、近くの七星公園へ散策に行きました。公園の中の金木犀がすでに匂いませんでした。天気が涼しくなったので、公園を散歩する人が少なくなり、寂しいほど静かでした。ゆっくりと歩きながら、夜の公園のいい空気を呼吸して、とてもいい気持ちでした。月牙楼の近くまで散歩すると、ふと暗闇からいい匂いが漂ってきました。あっ、月見草の花が咲いていると喜んでいました。中国語では月見草のことを「夜来香」といいます。「夜になって香りする」という意味です。台湾の歌手のテレサテン(中国語は鄧麗君と言う)が「夜来香」(イエライシャン)の歌を唄ったことがあります。曲も歌詞もいい歌で、私は大好きです。「夜来香」の花の匂いはライラックの匂いによく似ています。そのきつい匂いになれないので「夜来香」を受け入れない人もいますが、私はその匂いが好きで、屋上ガーデンに「夜来香」を一本植えました。「夜来香」の咲いた静まり返った夜に屋上ガーデンに上がり、一人で静かに「夜来香」のいい香りを楽しんで、昼の悩みはそれで全部なくなってしまいました。昼間、ほかの花が咲いている時、「夜来香」は静かに待機しますが、夜になって、ほかの花がみんな寝ていると、「夜来香」が元気に咲き誇って、そのいい香りを周りに漂わせます。そういう特性の「夜来香」が私の気に入りました。
我が家の月見草も花が咲きました。
我が家の月見草も花が咲きました。
訪問者(1959)
コメント(2)
作者:( 「ふれあい中国」)
家にも植えたことがあった、匂いが強すぎたから、耐えらなかった。
「江樹」さん、久しぶりでした。コメントありがとうございました。ライラックの匂いによく似ている「夜来香」(イエライシャンの匂いは人によって、キツクて、耐えられない人もいますが、私はそのにおいが好きですね。