「炳霊寺」の見物ー中国シルクロードの旅(七)
2012年10月11日中国観光ガイド
7月19日、私たちは甘粛省の有名な「炳霊寺」の石窟を見物しました。「炳霊寺」の石窟は臨夏市に属す永靖県の西南部に35キロ離れた「小積石山」にあります。中国の有名なダムー劉家峡水力発電所はその近くにあります。8:30蘭州市から出発しましたが、途中は道路の工事で渋滞されたので、75キロの道程は3時間半もかかって、12:00頃、劉家峡」ダムに着きました。そこからモーターボートに乗り換えして、30分ぐらい走って、「炳霊寺」に着きました。
「炳霊寺」の石窟は「大寺溝」の両岸に聳えたった岩崖にあります。上寺、洞溝と下寺の三部分ありますが、下寺の彫像が一番素晴らしいです。例年は「大寺溝」に水が溜まっていて、水面に映る影がとても綺麗だそうですが、今年は水が枯れてしまって、倒影は見られなく残念でした。観光客のために山の根方に沿って一筋婉曲な桟橋がつくられています。8と9月は「炳霊寺」の観光シーズンで、7月に観光客はまだ少なくて、ゆっくりで見物できました。「麦積山」と違って、「炳霊寺」の石窟の管理は厳しくて、写真は絶対禁止されています。違反する人は600元罰金されます。
かつて十六国の西秦(393-431)の都だった臨夏市は古代シルクロードの重要な通路で、蜀と吐蕃(チベット)へ行くには経由しなければならない所でした。隋の時代には臨夏は黄河を運航する船の埠頭としてたいへん賑やかな所でした。発展した経済と違った文化によって「炳霊寺」の石窟が造られました。「炳霊寺」は420年(西秦の建弘元年)に建てられ、1600年の歴史があります。最初は「唐述窟」(羌族語では「鬼の窟」と言う意です)と言いますが、唐代には「龍興寺」、宋代には「霊岩寺」、明の永楽年以降、「炳霊寺」と言うようになりました。「炳霊」はチベット語の「十万仏」に当てていて、仏像が山ほど多いという意味です。「炳霊寺」に現存する石窟は196箇所、石の彫像は694点、泥の彫像は82点、壁画は900平米あまりあります。一番大きい彫像は唐代にそのまま「小積石山」によって彫られた弥勒仏で、27メートルに達しています。一番小さい彫像は10センチしかありません。高さ25センチの唐代仕女像は中国の現存する石窟像の中で一番貴重なものだと言われています。
1967年、劉家峡ダムに貯水したので、黄河の水位が高くなり、一部の仏像は永遠的に水に浸かられるような状態になりました。ダムの建設は「炳霊寺」に大きな損害を齎しましたが、黄河の水利の開発は地元の経済の発展を大いに促進しました。長年間水に浸かられた仏様たちは自我犠牲をすることによって衆生をあまねく済度するのではないでしょうかと私はそう思いました。
山椒は地元の農家がよく栽培する農産品です。
道路をゆっくり出歩く水牛の群れをよく見ましたが、驢馬の群れは初めて見ました。
モータボートのオーナは地元の農家の人でした。
澄み切った黄河の水でした。
このような果てなし黄河を見て、思わず「黄河之水天上来、奔騰到海不復回」という李白の詩を思い出しました。
この女性の操縦士の話によるとモータボートは山椒を売って儲けたお金で買ったそうです。
桂林山水に似ていますね。
降水が少ないので山の植生は殆ど無い状態でした。
こんな所でも牛が放牧されています。
漓江下りしているのではないかと一瞬錯覚しました。
30時分モータボートに乗ってつい「炳霊寺」が見えてきました。
シーズンではないので観光客が少なかったです。
観光客のために山の根方に沿って一筋婉曲な桟橋がつくられています。例年は「大寺溝」に水が溜まっていて、水面に映る影がとても綺麗だそうですが、今年は水が枯れていて、倒影は見られなく残念でした。
「炳霊寺」の石窟は「大寺溝」の両岸に聳えたった岩崖にあります。上寺、洞溝と下寺の三部分ありますが、下寺の彫像が一番素晴らしいです。
炳霊寺」の石窟の管理は厳しくて、写真は絶対禁止されています。違反する人は600元罰金されます。望遠で撮っていましたが、それでも胸がドキドキしていました。
途中「臥仏寺」から上寺に戻る「炳霊寺」の高僧にありがたく出会いました。ちょっとがあいさつしてお別れしました。しばらくした後ふと振り返ってみるとその高僧は向こうでまだ私たちに手を振っていました。その瞬間、旅先で人と人の間の触れ合いに感動しました。
「炳霊寺」の「臥仏寺」に中国の現存する唯一の北魏時期の臥仏です。その臥仏は長さ8.6メートルあります。劉家峡ダムを作ったとき、その大仏を九つの部分にわけて保存しましたが。30年経って、1999年にわざわざ臥仏寺を建てて、大仏はようやく一体に戻りました。
これは「炳霊寺」の有名な「姉妹峰」です。
一回りして最初のところに戻りました。
「炳霊寺」の「上寺」は工事で見物ができませんでした。
痩せた土地にも綺麗な花が咲きました。
山椒は地元の農家がよく栽培する農産品です。
道路をゆっくり出歩く水牛の群れをよく見ましたが、驢馬の群れは初めて見ました。
モータボートのオーナは地元の農家の人でした。
澄み切った黄河の水でした。
このような果てなし黄河を見て、思わず「黄河之水天上来、奔騰到海不復回」という李白の詩を思い出しました。
この女性の操縦士の話によるとモータボートは山椒を売って儲けたお金で買ったそうです。
桂林山水に似ていますね。
降水が少ないので山の植生は殆ど無い状態でした。
こんな所でも牛が放牧されています。
漓江下りしているのではないかと一瞬錯覚しました。
30時分モータボートに乗ってつい「炳霊寺」が見えてきました。
シーズンではないので観光客が少なかったです。
観光客のために山の根方に沿って一筋婉曲な桟橋がつくられています。例年は「大寺溝」に水が溜まっていて、水面に映る影がとても綺麗だそうですが、今年は水が枯れていて、倒影は見られなく残念でした。
「炳霊寺」の石窟は「大寺溝」の両岸に聳えたった岩崖にあります。上寺、洞溝と下寺の三部分ありますが、下寺の彫像が一番素晴らしいです。
炳霊寺」の石窟の管理は厳しくて、写真は絶対禁止されています。違反する人は600元罰金されます。望遠で撮っていましたが、それでも胸がドキドキしていました。
途中「臥仏寺」から上寺に戻る「炳霊寺」の高僧にありがたく出会いました。ちょっとがあいさつしてお別れしました。しばらくした後ふと振り返ってみるとその高僧は向こうでまだ私たちに手を振っていました。その瞬間、旅先で人と人の間の触れ合いに感動しました。
「炳霊寺」の「臥仏寺」に中国の現存する唯一の北魏時期の臥仏です。その臥仏は長さ8.6メートルあります。劉家峡ダムを作ったとき、その大仏を九つの部分にわけて保存しましたが。30年経って、1999年にわざわざ臥仏寺を建てて、大仏はようやく一体に戻りました。
これは「炳霊寺」の有名な「姉妹峰」です。
一回りして最初のところに戻りました。
「炳霊寺」の「上寺」は工事で見物ができませんでした。
痩せた土地にも綺麗な花が咲きました。
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作者:( 「ふれあい中国」)