我が家の屋上の胡瓜がやっと実りました
2013年05月15日桂林の生活
桂林は五月に入ってから雨がよく降り、離江の川が洪水による氾濫までに至りました。雨季で雨が降らないからといって空がほとんどどんより曇ったりして太陽がめったに見えないぐらいでした。この間の洪水で郊外の野菜畑が被害に見舞われた関係で桂林市内の各自由市場の野菜は価格が値上がりして物によって倍ぐらいに上がった物もありました。幸いなことにこの3、4日以来の天候がよくなり、太陽が久しぶりに顔が現れました。そのお陰で我が家の屋上の「野菜畑」(正直に言うと鉢植えみたいな場所に何本かの胡瓜やカボチャなどが植えられただけです)は元気が戻ってきました。
ご周知のように中国では、子供たちが「応試教育」(試験のための教育)のために毎日勉強に一図になってほかのことにあまり関心を持たないという現状に置かれています。特に都会生まれの子供は皆、野菜や農産物の栽培なんか興味を示さないようです。これを鑑みてわが子供に少しずつ野菜などの農産物の成長に親しんでもらおうとして屋上の「野菜畑」を「経営」することにしました。しかし不幸なことにこれらの野菜は芽生えた時から、ずっと集中豪雨のような雨に降られてスムーズに伸びるどころか、非常に惨めな形にもやられてしまいました。さすがの筆者でも諦め気味になり、不本意でありながらそれをほったらかしてしまいました。
そして今朝、私がこの3、4日ぶりで屋上に上がってみると案外胡瓜の棚にたくさんの黄色い花が咲き、小さな胡瓜も何個か実っているのが見えました。傍の朝顔の花は朝のご来光と約束したように可憐な顔を一輪覗かせてくれました。そしてどこからともなく花の蜜を採取に来た蜜蜂の鳴き声も微かに聞こえてきました。筆者が思わず植物の生命の強さに痛感させられました。こうして考えているうちに、ふとやはり空から雫が落ちてきたのに気が付きました。天気予報によると今日の午後から雨が降ると言いますから。せっかくこれまでに成長した胡瓜が雨に耐えられるように、また元気に育つようにも心から祈るばかりです。
きれいに咲いている朝顔の花
インゲン豆が大きくなりました。
空が曇ってきました。午後から天候が崩れるということです
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作者:( 「ふれあい中国」)