中国のお酒の歴史について

2013年06月17日中国文化

  中国のお酒の歴史や起源について今までいろいろな言い方がありますが、これについて、もともと約一万年前とされる農耕時代には、すでに穀物による醸造酒は作られたと考えた学者がいます。その時、穀物を栽培する目的はご飯を作るよりもお酒を造るためだという分析が続いています。この言い方が外国では、わりに支配的になっています。またある専門家は「中国のお酒が今まで6000~4000年とされる黄河流域における新石器時代の末期、すなわち龍山文化の遺跡でお酒の起源が初めて分かり、その時のお酒が各部落の支配者の贅沢品だったと分析しています。さらに学者はお酒が我々人間の作ったものではなく自然界にもともと存在する天然物だった。人間がお酒を造ったわけではなく、ただ自然界でお酒を見つけただけにすぎないと言っています。学者の話によると原始的農業が現れた後、貯蔵された穀物などがカビで変質した後、自然に「曲」(かびた穀物)と「蘖」(かびた穀物が出た芽のこと)が生まれます。これらの「曲」と「蘖」を水の中に漬けるとひとりでに天然のお酒に発酵できるということです。
 やく紀元前239年に編集された《呂氏春秋》に儀狄という人が初めてお酒を造ったと書いてあります。これに反論したように、西暦100年の東漢に編集された《説文解字》の中で、中国のお酒は夏(紀元前21世紀~紀元前16世紀)の王朝に、杜康という人が始めてお酒を発明したと記録しています。また文献の《周礼•天官》の記載によると周代にすでにお酒の事を巡る一連の管理機構ができていたと言います。もちろんその後の秦の時代にお酒を醸造する技術がかなり進んできたとも書いてあります。
 様々な言い方がありますが、いずれにせよ中国のお酒の歴史が今から5000年前に遡ることができるに違いないです。
                    
                            
        中国のお酒は味や香りから見れば大体、五つのタイプに分けられます。
1、マオウタイ酒は「醤香型」の代表とされます
         
2、「五糧液」は「濃香型」の代表です
     
3、「杏花村」は「清香型」の代表です
     
4、桂林の「三花酒」は「米香型」の代表と推奨されます
     
5、「西鳳酒」は「鳳香型」を代表できるお酒と認められています。
 

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作者:( 「ふれあい中国」)

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