桂林の木犀は三回目の開花を迎えました

2014年11月18日桂林の生活

木犀の開花といえば桂林の秋の風物詩のように位置づけられます。この開花に魅了した市民や観光客はどれほどの感動を覚えているのかよく分かりません。木犀のことは桂林で「桂」のことを指して言います。余すところなく「桂林」という名称にもぴったりマッチするでしょう。秋になり、桂林で期待通りの満開に巡り合えることは非常にラッキーなことだとされています。今年の桂林は例年よりも雨が少なく、9月下旬か10月上旬頃の開花と見込まれた木犀の花はとうとう咲かずに終わりました。「これ以上は雨なんか降らないと、もうおしまいだろう」と落胆気味の話も聞こえました。ところが10月上旬になって祈願した雨が降ったために、待ち焦がれた木犀の花はようやく可憐な表情を見せてくれました。市民たちもこの一年ぶりの開花にほんの少しでも心を和ませてくれるのでしょうか。あの懐かしい香りが街に漂い始めたにもかかわらず、十分な開花だとは言えません。市民にとって少しもの足りないような気がしてならないです。なぜかというと木の上にまだまだつぼみの状態で「眠っている」のはあったからです。確かに今回の開花は完全には咲いたわけではなく咲いていない部分は木の枝にたくさん残っているように見えました。いつ本格的に咲いてくれるのでしょうか。

さー、その期待が11月になり、やっと叶えられましたよ。やはり降雨による湿度の増加と気温の下がりのために、ようやく満開の条件が整いました。結局期待をはるかに超える三回目の開花となりました。いずれにしても桂林では木犀の花が咲かないと、「桂林」らしくないですね。

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作者:(董文利 「ふれあい中国」)

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