桂林市の古めかしい驛前街
2016年10月21日桂林の生活
驛前街は桂林の虞山の麓にある漓江沿いの古い町です。朝、甲天下広場から100番バスに10分ぐらい乗って、東鎮路で降りました。繁華な中山路から狭くて、静かなで東鎮路に入り、そのまま歩いていくと古い昔に行けるような妙な気がしました。100mぐらい歩くと、古めかしい城門が見えてきました。それが宋代から残した城門―東鎮門です。昔、桂林のお城は漓江に面して、門がいくつかありましたが、現在は東鎮門しか残りません。この城壁は宋から残されたものですが、櫓は新しいものです。
細長い石灰石の東鎮門を通って、すぐ視線が広がり、漓江が出てきました。左を曲がって行くと、すぐ驛前街でした。史料によると、秦の始皇帝が霊渠を開拓した後、始安縣(現在の桂林)で望秦驛を設けました。駅前街の場所はその驛の前にあったので、そう名づけれたのです。歴史上、驛前街は湘桂古商道の終点でした。漓江の上流にある興安縣の人は伐採した竹、材木と柴を筏にして、そのまま漓江を下った、桂林に流したのです。駅前街はかつての竹、材木、柴と炭の集散地として、ビジネスの店舗がずらりと立ち並んで、非常に賑やかで、繁盛した。
100年の滄桑たる変化によって、驛前街は大分変わりました。30年ぐらい間、初めて驛前街に行った時、石畳の狭い路面、低くて暗い瓦の家、網を干してあるボート等が子供頃の故郷の貴県を思い出されて、懐かしかったです。近年、桂林で古い町の改造が盛んにしたので、最後に残した桂林の面影がとうとう消えてしまい、非常に残念なことです。
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作者:(陸耀雲 「ふれあい中国」)