貢格尓草原
貢格尓草原は赤峰市の克什克騰旗の北東部に位置しており、自然や人文、民族風情、名勝旧跡、草原文化などを一体化させた独特な特色を持つ観光地です。観光地は巴顔敖包(アオボウ)赤革の杉林(トウヒ)の景観と達里湖のなどから構成されています。巴顔敖包(アオボウ)赤革の杉林(トウヒ)の景観地は貢格尓草原も北東部にあり、世界でも珍しい砂地にある赤革のトウヒ林となっています。1981年に世界の自然遺産に登録されました。トウヒの形は上が小さくて下が大きいことから塔のように見え見事な形を見せてくれます。ここでは冬になるとスキーや狩猟などができるし、夏になると魚釣りや水泳なども出来ます。即ち草原と森林を武器にする観光ができるわけです。総面積32万ヘクタールにも及ぶ貢格尓草原は合わせて500種以上の植物が育っています。中には白茸やノウ萱草、おうぎ、甘草、芍薬などの漢方薬が採れます。更にノロや鹿、狼、ウソ、オオヤマ猫などの野生動物が多く生息しています。このほかに、白鳥や雲雀などのや鳥類も133種数えることができます。貢格尓草原は一年を通じてみれば春、青々とした草原が萌黄色に染められ、夏、果てしなく広がる草原が逞しい緑色に変わり、秋、青空と白雲に覆われ、冬、一面の銀世界に変身してそれぞれ違った表情を呈して見せてくれます。あなたがこのような草原に身を任せればきっと今までの悩みなどが草原独特の爽やかな風に吹き飛ばされるのでしょう。
貢格尓草原は大陸的気候に属し、平均気温が1度です。一番気温の高いのが7月であり、平均して18前後になっています。1月の平均気温がマイナス27度であり、極端的な気温がマイナス36度にもなると言われます。そして年間の降水量が400ミリリットルになり、雨の少ない日々が多いということになります。
貢格尓草原は400年にわたり、お互いに睦まじく付き合う各民族を育むばかりではなく、民族の麗しい文化をも育ててきました。地元の民族の衣食住から多彩な舞踊にかけていずれも濃厚な民族の特色を持たないものはないです。元の時代からモンゴル族が貢格尓草原に生息する民族の母体となっていました。この広大な草原に育まれた民族が明るくて情熱な性格に定着しています。
貢格尓草原のトウヒの林の中にある白音敖包山がモンゴル族にとって伝統的な聖地です。毎年旧暦の5月13日、太陽がまだ出ていないうちに、各方面から白音敖包に集まってきます。敖包を時計回りに三周してから丸ごとの羊や食べ物などを供えて祭祀活動を行います。その後、みんなその場で歌ったり踊ったりするほか、競馬や相撲などの競技も繰り広げられます。
貢格尓草原に旅行に行くと多様な飲食文化にも親しむことができます。ゲルに入るとあなたが必ず、笑顔を浮かべるモンゴルの御嬢さんから各種のミルク製品を進められることがあり、軽やかな舞踊も見せてくれます。この身で地元の民族の心の熱さと明るさを痛感させてくれます。