鳳凰古城
鳳凰古城は小説「辺城」の作者沈従文の故郷としてとても有名です。吉首の德ヌ苗寨や永順の猛洞河や貴州的梵浄山と隣して、交通はとても便利です。湘西名所の代表である中国で最も美しい小城と言われた鳳凰古城は、昔ながらの街並みをそのまま残す貴重な古街を今に伝えています。国家歴史文化古城で、かつてニュージーランドの作家のLouis Elleに中国で一番綺麗な小城と称えられました。鳳凰古城の城壁に沿い、ゆっくりと流れる「沱江河」という川の岸に建てられたのは黒瓦葺きの屋根の吊脚楼群です。
立てられたトゥチャ族吊脚楼を利用した民宿やお土産屋さんが多いです。最近も、現代文化の西洋バーと伝統的な吊脚楼を結びつけ、大人気になっています。幅3メートル前後の石畳の路地には、清時代の建築様式の店先が、ほとんどが土産物店で、骨董品、銀細工、藍染め、工芸品などが並んでいます。鳳凰名物「生姜飴」の実演販売、少数民族伝統な銀アクセサリー、量り売りの各種焼酎 、燻製干物など、様々そろっています。
観光客も沱江をめぐる遊覧船、古城内をめぐる観光用人力車が利用でき、鳳凰古城をゆっくり楽しめます。川の沿岸で、洗濯している女性たちも特別な風景になります。賑やかな鳳凰の夜店も観光客が行かなければならないところです。川魚、鶏肉、野菜、豚肉、そして犬肉などが店頭に並んでいており、食べたい食材を注文し、それを大きな中華鍋で炒めてあげます。湘西の人たちも同様に湖南料理の辛さの特色を持ち、また、酸っぱい塩漬けの菜食を好んで、麻辣味噌汁も決してなくてはならないものです。2003年から2年に1回、南方長城で行われる鳳凰古城世界囲碁頂上対決も鳳凰の観光の発展に貢献しています。
風景優美だけではなく、地理の良い所で、名人が輩出します。一品大臣の貴州提督田興恕、民国第一任内閣総理大臣「湖南神童」を称えられた熊希齢、文学名家沈従文、水墨画大師黄永玉などが挙げられます。