弘福寺

  弘福寺は貴州省貴陽市西北の黔霊山の上に位置し、市内から約1.5kmの距離にあります。清代康煕11年(1672年)に赤松僧侶を称え、この場所に建てられました。寺院の中心線上に山門殿、天王殿、観音殿、大雄宝殿、蔵経楼があり、両側に方丈苑、尊客寮、如意寮、雲水堂などがあります。敷地面積は12000㎡あり、数百人の僧侶が楼台亭閣に住んでいます。


  1929年に果瑶法師はこちらに貴州仏学院を創立し、孫中山の秘書平剛嘗を誘い授業を行ないました。当時、80人を超える学僧が学び、貴州のために多くの知識豊富な僧侶を育成しました。文化大革命時期に僧侶が四散した後、弘福寺は黔霊公園に管理されました。1983年、弘福寺は国務院が公布した142の全国重点寺院の一つに指定され、同時に省級重点文物保護対象に評定されました。1987年7月28日に管理権を仏教界に返還し、貴州省仏教協会会長・恵海法師が弘福寺の法事を取り仕切ることになっています。