文昌閣

  文昌閣は貴陽城区東部に位置し、明万歴二十四年(1596年)に建てられ、敷地面積が1200万㎡、高さが20mあります。デザインの精巧さと構造の独創性から世に知れ渡り、省級的文物保護の対象となっています。屋根の湾曲、柱や壁の絵、窓の設計などは南方の色合いが濃く、構造は三階建てで、9角形の屋根は広さが均等ではないという珍しい様式を持っています。閣内二階と三階は横木が9本ずつあり、柱が54本、梁が81本、屋根が9角形、全て9の倍数で構成されています。中国古代において9は「大きい・多い」という意味を含み、最高の権力の象徴を表しています。


  敷地内には古銭博物館があり、中国で最も早く統一された秦代の「半両」をはじめ、「方足布」、「尖足布」などの各時代の珍しい古銭が展示されています。