千仏山
千仏山は済南市の南に位置し、標高は258m、面積は166ヘクタールあり、済南三大名勝の一つ。古くは靡笄山や歴山と呼ばれていた。隋の時代に仏像が開削され、千仏寺が建てられてから次第に千仏山と呼ばれるようになった。
千仏寺は唐代に修築され、興国禅寺となった。興国禅寺は千仏山の中腹にあり、境内には大雄宝殿、観音堂、弥勒殿、対華亭がある。興国禅寺の裏には最古とされる隋代の石仏が60余りあり、千仏崖の南側には隋代の仏像が130余りある。その他、儒教、道教、仏教が一つに統合された寺院、歴山院が興国禅寺の東にある。また、千仏崖の下には極楽洞、黔婁洞、竜泉洞があり、その中でも極楽洞の16ある仏像の高さは最高で3メートルに達する。興国禅寺は戦火で焼失した後、明清時代に修復され、1959年に公園となった。
近年、千仏山公園は急速に発展し、1995年には全省七大風景の一つとして挙げられるほどになり、悠久の歴史を感じさせる美しい景色となっている。そして、仏教文化の特徴をもつ大規模な観光地となっている。