南京博物院
南京博物院は、中国でもっとも早く完成した博物館のひとつ。その前身は、1933年、中国近代の民主革命家、教育家、当時国立中央研究員院長を担当する蔡元培の提案でできた「国立中央博物院準備事務所」。蔡は第1回の理事会の理事長を務めた。
1954年、華東大区がなくなると、南京博物院は江蘇省政府文化局に属することになり、全国総合歴史芸術博物館として、全国重点博物館のひとつとなった。
開館以来、中山門と朝天宮の2カ所に所蔵品倉庫を守り続け、近年は本堂の右側に3000㎡の現代的な新しい倉庫を増設した。
南京博物院の所蔵品は42万点。所蔵品の数では、北京故宮博物院の100万点、台北故宮博物院60万点についで第3番目の博物館である。
その42万点のなかには、2000点以上の国宝クラスや国家一級文物が含まれ、所蔵する国内外の図書数は役30万冊。古代の書画の数は3万点以上を所蔵しています。宋と元時代の珍しい所蔵品が多く、数のうえでも質のうえでも、全国有数の所蔵品となっている。