中華門

  中華門は中華人民共和国江蘇省南京市南部に位置する城門。
  明代には雨花台の位置する聚宝山に由来し聚宝門と称されたが、1931年に現在の名前に改名された。周囲33.676Kmの南京城墻の一部であり南京城最大の城門であり東西の長さ128メートル、南北の長さ129メートル、面積16512平方メートルあり、3つの瓮城(小城郭)、4つの城門と27の蔵兵洞がある。
   中華門には3000人の兵士を配置することが可能で南京防衛の要であった。中華門は城門であるがその規模の巨大さから要塞に近い。中国軍事史における現存する貴重な実物資料でもある。現在は中国各地より観光客が訪れており門内の一部の藏兵洞が土産物屋になっている。1957年に江蘇省人民委員会により江蘇省文物保護単位に指定され、1988年1月13日に国務院により全国重点文物保護単位に指定される。