中国壮郷広西チワン族自治区南寧・武鳴“三月三”民歌節(民間歌謡祭り)――駱越文化観光祭の十大ハイライト

2012年03月06日

千人竹竿踊り
 
毎年旧暦の三月三日に壮郷の広西チワン族自治区南寧市武鳴県では「三月三」民歌節という民間歌謡祭りが行われる。2012年の「三月三」民歌節および駱越文化観光祭が3月22日~29日に武鳴県内で行われる。
武鳴県は千年歴史のあるチワン族民間歌謡祭の伝統文化を伝わっていくため、1985年から17回の「三月三」民歌節を催した。2003年から、「民歌節」が「歌圩」に変えられ、また駱越文化を伝承するため、2011年に駱越文化の主題も含まれて、「三月三」歌圩および駱越文化旅遊節と名付けられて、「一圩一節」と略称される。
 
今年の「一圩一節」の十大ハイライト
 
ハイライト一:
    開幕式に「壮郷歓歌」という大型文芸晩会が開演され、演目の「駱越神鼓」が注目されている。大鼓と数個小さい鼓が鳴らされ、鼓の音とともに、籾を手に持っている舞踏者が踊ったり、武鳴歴代の「歌王」が歌ったりしている。高らかな鼓の音の中で、生活の順調を祈る。
往年の文芸晩会
 
ハイライト二:
    情景出演の演目「三月長歌行」が注目されている。古書「武縁県図経」の中に壮郷民間歌謡についての風情が描かれている。演目の「三月長歌行」はそれを美しい山歌と柔らかい踊りで表現して、武鳴住民の昔の生活光景を再現する。
 
ハイライト三:
    チワン族の神様「龍母」「龍子」と「駱越王」「駱越皇后」一斉に千人竹竿踊りの開幕式に現れる。開幕式に数十人の幼い「龍子」は母の「龍母」のリードの下で豊作を祝う踊りを踊ったり、「駱越王」「駱越皇后」は乗る車から五穀を現場の観衆にこぼしたりして、今年の無事順調を祈る。
竹竿踊り
 
ハイライト四:
    中国達人ショー優勝で、武鳴生まれの卓君が最新のストリートダンス「水・夢」を出演する。広西有名の青年歌手陳春燕、袁泉が歌「走進三月三」を共演し、また哈嘹バンドの「月亮」「天歌神女」、廖鴻飛の「憶当年」など出演。
 
ハイライト五:
    文芸晩会の演目「春を迎える竹竿踊り」が注目されている。いつもの平面空間で竹竿踊りを踊る形式を打ち破って、多空間で、立体的な視覚の表現形式で、バイクとストリートダンスとローラースケートと雑技も交じって、多元素の素晴らしい出演になっている。出演の途中は出演者は舞台に下りて、観衆を誘いかけることもある。
 
ハイライト六:
    武鳴チワン族「山歌王子」潘龍海と2011年「大地飛歌」民歌大会優勝の郭珍妮が共演する。「情歌」「請月亮」を出演する。
 
ハイライト七:
今年はまた「壮家宴」が開かれる。五色の糯米のご飯、魚生(刺身)、レモンダック、糯米酒など料理が出されて、来客を招待し、チワン族人民の熱情が全開する。
 
ハイライト八:
3月23日~25日、南寧、玉林、河池などから各地の武術散打選手は武鳴に集まり、激烈で、素晴らしい角逐となっている。今年はまた「斗牛」「斗鶏」など活動が行われる。県体育館サッカー場で20数頭たくましい牛の中の「牛王」が角逐させられる。「斗鶏」試合はバスケットボール場で行われる。
 
「斗鶏」
 
ハイライト九:
近年来、武鳴県は生物エネルギー産業の推進に力を入れていて、明らかな効果を得ていた。今回の生物エネルギー発展論壇は県内外の専門家を集めて、武鳴生物エネルギーの発展を画策する。
 
ハイライト十:
観光客により駱越文化の魅力と風情を体験してもらうため、主催者は特別にドライブ旅行コースを出した。コースは朝9:30県内から出発~10時羅波に到着~午後3時大明山到着~午後5時山を下りて県内に戻る。
    羅波潭では駱越始祖王祭祀大典が行われ、昼食は街でチワン族特色料理を食べることができる。大明山では「灯笼花苑」「雲龍仏光」「高山林海」「駱越王廟」など名所がある。
大明山の来光